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猿とは?

猿とは?

ここでは猿の生態について解説します。
観光地などでよく目にする猿ですが、頭が良く、エサと判別するものは強引に奪い取り、自分のものにするのが特徴です。
こうした身勝手な行為を避けるには、猿のことをよく理解する必要があるのです!

サル

猿(ニホンザル)

分類:サル目(霊長目)オナガザル科
体長:50~70cm
尾長:5~11cm
体重:8~18kg
体色:暗褐色、茶褐色

猿の特徴

サルは手足の構造、顔つきや身体、しぐさまでもが人間に似ている動物です。 身体能力や学習能力、記憶力がが高いことも特徴で、芸を覚えたりカギを開けるもできる賢いサルもいるくらいです。
日本に生息しているサルは主にニホンザルです。ニホンザルの亜種としてホンドザルや、屋久島に生息するヤクシマサルがいます。
ニホンザルは本来、森林や平地、山林に住み、昼間に活動する動物です。繁殖期は秋から春。数十頭単位の群れを作って行動することが多く、群れは順位や階級の決まった社会構造であると言われています。群れの頂点には俗に「ボス」と呼ばれるオスが君臨していることはよく知られています。
また、植物を中心とした雑食性で、植物の実や種・葉、昆虫なども食べることがありますが、極端に辛い物や苦いものは苦手なようです。
雑食性で学習能力も高いため、人里におりて農作物を食べたり、民家に侵入して食べ物の入った容器などを奪うこともあります。順応力もあり、人間のいる環境に慣れるので、住宅街や観光地などにも住み着くことができます。

尾が短く、顔と尻が紅い 主に昼に活動する
食性は雑食性で、植物中心のものを食べる 運動力・記憶力・学習能力が高い
人間の顔、身体、手足の構造が似ている 群れで行動する

主な生息場所

主に平地や山地などの森林や、常緑広葉樹林や落葉広葉樹林などの山林に生息している。
稀に、農耕地や住宅街に生息することがある。

日本に生息する猿の種類

一般的に、日本で猿というとニホンザルのことを指します。
さらに、ニホンザルは本州、四国、九州に出没する「ホンドザル」と、屋久島に出没する「ヤクシマザル」に分かれています。

・ホンドザル ・ヤクシマザル

猿の習性

次に猿の習性ついて説明します。猿は獲物を見つけると、瞬間的に飛びかかる動物です。
農作物の被害はもちろん、人間も襲う存在として害獣と認定されています。
猿に襲われないためにはどのような点に気をつける必要があるのか、猿の行動を理解する必要があるのです!

猿の行動

猿はオス・メスかかわらず、基本的に群れで行動する動物です。また、猿には猿だけの独自の社会構造なるものがあり、群れごとに順位や階級などがランク付けされる説があると言われています。一般的に、オスが4~5歳になると生まれた群れから別の群れに移動し、メスは子供を中心として行動すると言われています。猿は昼間など明るい時間帯に行動します。夜は群れ同士でくっ付き合いながら寒さをしのいだりして休息を取ります。
猿の行動範囲は10~20平方キロメートルで、その範囲内で周期的にエサを求めます。普段は森林などに生息し、住宅街に侵入することはありませんが、中にははぐれた猿が行き場を見失い、住宅街に現れることも少なくありません。
猿は臆病な正確ではありますが、一度見たものはすぐに覚えるため、知性・記憶力が高いことが明らかとなっています。そのため、人間に危害を加えるケースが多くなるのです。

被害

サルが人間にもたらす被害は食害だけではありません。ものを盗まれる、人を襲いけがをさせるなど、サルの習性や学習能力の高さゆえに他の動物よりも色々な種類の被害があり、そのぶん対応がやっかいです。
サルは雑食性で、なおかつ季節や環境によって食べるものを変えるため、食べ物がなくなれば人里におりてきます。そこで農作物を荒らしたり、住宅に侵入したりします。そこで「人は怖くない」ということを覚えたり、どこに何があるか、どうすれば食べ物を奪えるかを知ると、味をしめてまたやってきます。
さらに、サルには獲物を見ると反射的に飛びかかる習性があるため、食べ物を持った人間などを襲うことがあります。また、リュックなどを持っていると、そこに食べ物が入っているのを知っているサルに奪われることがあります。

駆除方法・対策

サルの駆除、被害への対策にはまず、人間や人里は怖いことを学習させることと、「ここに食べ物はない」ことを教えるのが必要です。そのためにはサルに先回りして威嚇したり対策をとることです。ですから前もってサルの行動を知る必要があります。その点で監視カメラを設置することは有効でしょう。
その他、サルの行動を知るという目的では、罠を仕掛けて捕獲したサルに発信機をつけGPSで追跡する方法もあります。しかし、これらはあくまで行動範囲を把握する目的です。直接の駆除にはつながらないことがあります。
また、サルの学習能力を利用した対策としては、悪さをしたサルを一匹捕まえて縛りつけ、仲間のサルへの「見せしめ」とすることで人間への恐怖心を植えつける方法もあります。ですが、この方法は倫理的に問題があるとされ、定着していないようです。
その他の方法としては、花火やエアガンを打つなどがありますが、こちらは威力に欠けるわりに、音が大きく近隣の迷惑になることがあります。
さらにサルなどをはじめ野生動物の多くが天敵とする、狼の尿やにおいをつけた忌避剤をまく、電気柵をもうける、金属性の柵や防獣ネットを使うやり方もありますが、サルもあの手この手で見破る方法を考えます。
特に、狼の尿などは親ザルには効果的ですが、子ザルは狼が敵だということを知らないため、子ザルが尿をまいた所に近づいて無事なのを親が感づいてしまいます。すると「ここは荒らしても大丈夫だ」と学習してしまいます。
このようにサルは学習能力が高く、対策に手を焼く動物ですが、全くなすすべがないわけではありません。例えばマムシやヤマカガシはサルも怖がる毒ヘビですが、そういったヘビに似た暗い色のリアルなヘビのおもちゃを畑や道路など、サルがよく通るところにばらまくことは効果があります。 とはいえ、置きっぱなしではサルも「このヘビは動かないから安全だ」と認識してしまうので、毎日少しずつヘビを置く場所をずらす必要があります。こうすることで、天敵のヘビがたくさんいることを学習させるわけです。
サルの駆除や被害への対策には、サルの行動を把握することと、「ここは怖い所だし食べ物もない」と覚え込ませることが必要です。

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