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イノシシとは?

イノシシとは?

ここではイノシシの生態について解説します。イノシシも鹿と同様、農作物を襲う害獣です。
「人気のない夜の時間で農作物を食い荒らされた」、「突然住宅地に出没し襲われたことがある」など・・・
被害を防ぐには、イノシシのことを理解する必要があるのです!

イノシシ

イノシシ(ニホンイノシシ)

分類:ウシ目イノシシ科
体長:90~180cm
尾長:30~40cm
体重:50~200kg
体色:茶色、茶褐色、黒褐色

イノシシの特徴

イノシシは、元来アジアからヨーロッパにかけて分布していた動物です。長い歴史の中で家畜化され、品種改良されて「ブタ」となりました。その後、イノシシは人間とともに移動をしたり、あるいは家畜のブタが野性に戻ることで、世界中へ爆発的に広がったと言われています。
イノシシは警戒心が強く、とても神経質な動物です。犬と同等といわれる嗅覚を持ち、見慣れないものには近づかない性質があります。 また、オスのイノシシは鋭い牙を持ち、興奮すると鼻先をしゃくり牙を突き上げるように攻撃することもあります。突進力も強く、イノシシの成獣は体重70キロにもなることや、時速40キロ以上のスピードで走ることもあることから、人間の大人でも衝撃で跳ね飛ばされる危険があります。
日本ではニホンイノシシの他、沖縄のリュウキュウイノシシといった亜種、イノブタが生息しています。かつては東北や北海道など雪の多い地方にイノシシはいませんでしたが、温暖化により生息地が北上しているそうです。 ニホンイノシシは主に低山の森林や山林、それらに接する農耕地に生息しています。植物を中心とした雑食性で、人のいない時間帯に活動することが多く、夜明けや夜間に行動します。

非常に警戒心が強く、臆病な性格である 昼夜関係なく行動する
嗅覚が優れている 食性は雑食性で、生ゴミを食べることがある
鼻で押し上げる力が非常に強い 身体能力が高く、走る速度は時速45kmと人間よりも早い

主な生息場所

主に低山帯から平地にかけて、森林、雑木林、草原などに生息している。
特に水場が近い所を好む。

日本に生息するイノシシの種類

日本で見られるイノシシは、ニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2種類です。
ブタはイノシシを家畜化したもので、イノシシの仲間ではありますが、対象には含まれません。

・ニホンイノシシ ・リュウキュウイノシシ

イノシシの習性

次にイノシシの習性ついて説明します。
普段はおとなしい動物ですが、威嚇したり持ち場から追い出されたりすると、興奮して人間に襲いかかることがあります。
イノシシの気に障らないように、慎重に対処する必要があるのです!

イノシシの行動

イノシシも鹿と同じく本来は昼に活動しますが、人里の多い地域や、農作物などの餌場が近くにあるなど、人間を避けるようにして夜に活動します。イノシシはオス・メス別々に群れを形成し、行動します。オスのイノシシは、子供が成熟すると親元から離れ単独で行動するのに対し、メスのイノシシは子供と一緒に家族単位の群れを形成して行動します。
イノシシの食性は雑食性であり、主にミミズやトカゲ、ドングリと何でも食べてしまいます。さらにイノシシは嗅覚が優れているため、自然の中にある食料が尽きると、今度は人里の多い地域に降りてくることもあります。
また、イノシシは水場がある所を好みます。これは、体に付着した寄生虫を除くためと言われています。加えてイノシシは学習能力が高い動物として知られています。なので、光や爆音などの対策を取っても、すぐに慣れてしまいます。そういう意味では、イノシシはある意味でしたたかな動物であることがわかります。

被害

イノシシがもたらす被害は主に二種類です。畑など農耕地を荒らすか、人を襲うかのどちらかに分類されることが多いです。イノシシは温暖化や自然破壊の影響で山にエサがなくなるなどで、食べ物のある人里におりてきます。そこでイモやタケノコなどを実際に食い荒らすほか、土中のミミズなどを掘り起こして食べることもあるため、田畑が荒らされます。
また、住宅街に出てきたイノシシが人を襲うこともあります。通行人が持った買い物袋などを目がけ、突進することがあるからです。イノシシの牙は鋭く、鼻先が成人の大腿部の高さにあたるため、突進して牙に突かれると動脈まで達する大けがに発展することがあります。メスは牙が短いかわりに強いあごで噛みつくことがあり、指などを噛みちぎられることもあります。時々ですが、イノシシによる死亡事故も起きています。

駆除方法・対策

イノシシの駆除や被害への対策には、イノシシの行動を把握し、畑や住宅街への侵入を防ぐことが大切です。行動を把握するには監視カメラを使うことがあります。監視カメラでイノシシの行動が確認できたら、サイレン音やLEDライトなどでイノシシを脅すこともできます。このサイレンなどにはセンサーで反応するタイプのものもありますが、イノシシがセンサーを通らないと反応しないため、まず最初にカメラを設置することが必要になってきます。
侵入を防ぐためには金属柵やワイヤーメッシュ柵を使うこともあります。金属柵やワイヤーメッシュ柵は素材の性質上、イノシシでも噛み切ることは難しいというメリットがあります。ネットは耐久性には多少欠けますが、軽量で設置が楽というメリットがあります。
また、柵にイノシシが触れると電流が流れる電気柵も有効です。これはイノシシを感電死させるわけではなく、電気の刺激によってイノシシに恐怖を抱かせ、これ以上柵に近づかないようにするための対策です。 イノシシは土を掘り起こすことが得意なため、掘り起こしによって柵が倒れたり壊れていないか、こまめな点検は必要になります。
他の方法としては、足くくり罠や、箱罠など罠を仕掛けて駆除することもあります。罠を仕掛けるには、イノシシの足跡や土を掘り起こした跡、フンや「ぬた場」と呼ばれる、イノシシが習性として身体をこすりつける泥地などを探しておくと、罠にかかる確率が高くなります。 イノシシのルートを探るという手間はかかりますが、イノシシは警戒心の強い動物です。まずはイノシシの行動範囲にまでエサをまき、徐々に罠まで誘導していく必要があります。捕獲はその次です。
さらに、最近ではイノシシの数が増えていることと、野生動物の肉を使った「ジビエ料理」も注目されていることから、ハンターによるイノシシ猟を奨励している自治体もあります。自治体によっては一頭あたり1万円を超える報奨金を出すところもあるようです。ただしこれはハンターの数が少なく、また誤射などの事故のリスクもあるため、なかなか定着していません。

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